在宅ライター初心者に仕事探しから収入を得るまでを一から説明してみる

初めてのフリーランス
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在宅ライターは誰でも独立・副業が可能な職業です。そう、”始めるだけなら”誰でも。しかし現実は厳しい。仕事探しやら帳簿、収入管理まで、あらゆる事を自分でこなさなくてはいけません。

でもこれを読めば(多分)大丈夫。これから始める在宅ライター初心者へ、心構えや必須ツール、準備、仕事探しの方法や収入の受取まで、一気に説明します。

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楽に稼げる仕事ではない

まず心しておきたい事。最初から否定するようで申し訳ないですが、決して楽に稼げる仕事じゃありません。いっさいコネも無い未経験の方なら、月1~2万は開始後すぐでも十分収入になると思います。数ヶ月で軌道に乗れば、3万から5万も可能。

しかし、10万・20万を目指すとなると別。仕事を選別し、効率を突き詰め、単価を意識する必要があります。

初心者・未経験に限ると、在宅ライターの単価の相場は0.3円~0.5円/字ほどです。なので、1,000字書いて300~500円位ですね。

慣れてきたら仕事とクライアントを選別し、単価アップを意識していきましょう。「家で出来て楽に稼げる仕事始めたいなぁ」と考えている方は、恐らく理想と現実のギャップで泣くと思います。

1.始めるための準備

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とても大変な仕事、という現実を受け入れたら、在宅ライターを始めるための準備をしましょう。主に準備が必要なもの・コトは3つあります。

書くための環境作り

在宅ライターを続けるなら、記事を制作するための環境整備が欠かせません。特に自宅で仕事する場合、環境が効率に大きく影響します。

自宅と言っても、どの部屋で仕事をこなすかを決めておきましょう。リビングか自室か、それとも…トイレ?(意外と落ち着くかも)。周りに邪魔になるものがあると、誘惑に負けてしまう可能性があります。例えばテレビやスマホ、ゲーム機、本などなど。

こうした誘惑に負けると仕事効率も下がるし、納期が近づき、睡眠時間を削って仕事する羽目になります。極力集中して仕事できる環境を整えましょう。

書くためのツールを準備

今やスマホと無線キーボードでも在宅ライターの仕事はできます。ただし、効率はツールによって良くも悪くもなります。記事を作るために、以下のどれかを用意しましょう。

  • デスクトップPC
  • ノートPC
  • タブレット
  • ポメラ

個人的なおすすめはポメラDM100かDM200。いずれも文章作成特化ガジェットですが、数万円するのでよく考えて買いましょう。”書くだけなら”効率は抜群です。ただし、後々を考えたらノートPCが良いかもしれない。

仕事する場所を固定するならデスクトップPCも最適です。簡単に移動できないので、例えばカフェで仕事したいなら、タブレットと併用したり、ノートPCにしましょう。

テキストエディタを導入する

在宅ライターの仕事効率を左右するのがテキストエディタです。メモ帳では少々効率が悪くなります。ポメラ以外で仕事する際は必須ソフトなので必ず入れておきましょう。

フリーでも色々あるので自分が使いやすいものをチョイスしましょう。ただし、発注者たいていWindowsで納品記事を確認するため、Win以外のPC・端末で書く方は改行コードがCRLF、文字コードがShift-JISに対応したエディタの使用をおすすめします。

「Shift-JIS?CRLF?」という方はWindowsPCかポメラを使いましょう。

オフィスを導入する

エクセルやワードも必須ソフト。仕様書の確認から納品まで、あらゆる場面で利用します。ただ、エクセルとワードがあれば他はめったに使いません。

PCに元々インストールされているならOK。無ければ無料Libre OfficeOpen Office、有料の互換オフィススイートを入れておきましょう。

いつ仕事するかを考える

仕事をする時間は自分次第です。例えば朝10時から昼12時まで仕事してもいいし、朝9時から17時でも、時間に余裕があるなら夜中でも構いません。

しかし、その分生活リズムも狂いやすく、だらけてしまいがちですから、仕事をする時間をある程度決めておきましょう。

副業なら空き時間を活用する、本業なら会社員と同じ時間配分など、決め方は色々あります。その日のタスク(仕事量)に左右されるので、結構ざっくりでも大丈夫。

私の場合、9時半頃~12時と14時~17時が大体仕事をする時間です。日によっては午前だけだったり、夜も仕事をします。

何が書けるかを考える

在宅ライターを始めるなら、文章を書けることは絶対条件です。もはやこの前提なしに在宅ライターなぞ始められません。ただし、書けるとはいっても”何を書けるか”は話が別です。在宅ライターを始める前に考えておきたいのは以下の4つ。

  1. 得意分野はあるか
  2. その分野にどの程度精通しているか
  3. 逆に苦手分野はあるか
  4. 未知の分野について調べて書けるか

「文章が書けるならOK」なる仕事もたくさんありますが、”オールジャンル”なる言葉でひとまとめにされている点に注意。例えばダイエットから保険、ギャンブルから法律関係まで、多種多様なジャンルの仕事を任せられます。

もし得意分野がある場合、それを武器にできます。ニッチなジャンルでも、上手くオファーが見つかれば高単価を提示できるメリットも。

ただし、得意分野でも文章に起こせないと意味が無いので、文章で表現できない場合は得意と言えないのが在宅ライターの世界。

例えば「前職ファッションアドバイザーです!ファッション得意!」という方が居たとしても、”文章でどう表現するか”思い浮かばなければ、得意分野とは言いがたいです。

在宅ライターに関しては、知識・経験があって、それを文章で表現できる分野が得意分野。ただ、得意分野が無くても問題なく仕事はできたりします。

収入管理の方法を考える

在宅ライターで初めての収入。達成感と満足感を得る人もいれば、逆に「たったこんだけ?」と、脱力してしまう人もいます。いずれにしても収入を貰い始めたら、それをちゃんと管理しなくてはいけません。何故か?確定申告のためです。

会社員やバイト・パートなどのお給料を貰っている人は年間合計20万円、在宅ライターが本業なら38万円を超えると確定申告が必要。そのために帳簿付けが必要ですが、大きく分けて白色申告と青色申告があります。

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簿記を覚えるのは少々大変なので、簡単な白色申告(簡易簿記)で収入を管理するのが良いと思います。単純に「収入(売上)」と「支出(経費)」が分かればいいので、簿記はさっぱり、という方は簡易簿記で済ませるのが一番でしょう。

  1. 収入は月または発注者ごとに分ける
  2. 支出は専用のリストを作る

重要な点は、収入と支出を一緒にしないこと。収入は月ごとか発注者ごとに分けて管理することです。おすすめは月による分別ですね。

簡易簿記の場合、1ヶ月ごとに各発注者の収入合計を計算し、一覧にするだけでかまいません。例えばA社2万、B社1万、Cさん3万、クラウドワークス1万、ランサーズ2万…など。

支出は”在宅ライターの仕事で必要な支出”のみ経費として認められます。例えばPC購入費用や通信費用、振込手数料などですね。プライベートの支出は絶対経費にしないように。

2.仕事を探す

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得意分野や収支管理の方法を決めたら、実際に仕事を探していきましょう。いくつか方法はありますが、初めての方に最適なものは2つに分類できます。

クラウドソーシングに登録

一番お手軽な方法がクラウドソーシングです。ランサーズクラウドワークスシュフティなどなど、今ではクラウドソーシングが多数あります。ユーザー登録し、プロフィールを設定するだけで仕事探しできるのがポイント。メリットは、

  • 匿名でやり取り可能
  • 報酬未払いも防止できる
  • 大手なら常時数百件の仕事がある

など。ただ、手数料を一定割合取られますので、手取りは少し少なくなります。

クラウドソーシングはシステムを通じてクライアントとやり取りするため、直接契約とは異なります。住所や名前を教えなくてもいいので個人情報漏洩が怖い方に最適かも。

クラウドソーシングで受注する時に確認すべき7つのポイント
フリーランス駆け出し、とにかく仕事が欲しい…!さて、どうやって仕事を探せば良いでしょうか?始めの頃は仕事の探し方もサッパリ分からないと思います。だって会社と違って自分で仕事を見つけないと駄目ですからね。最初はクラウドソーシングからとはいえ、...

ライター募集サイトを使う

在宅ライターのマッチングサービスも使ってみましょう。代表的なものは@SOHOライター募集@JOBPORTALの2つ?だと思います。クラウドソーシングと似ていますが、

  • クライアントと直接契約(業務委託・請負など)する
  • 報酬は直接クライアントから支払われる
  • 手数料が発生しない

このような違いがあります。クラウドソーシングが人材紹介会社なら、マッチングサービスはハローワークですね。

クライアントと直接契約になるため、個人情報漏えいのリスクと報酬未払いリスクがあります。クラウドソーシングならいずれも防止できるリスクです。

マッチングサービスを使う際はクライアントのチェック(住所や信頼性)を欠かさずに。

3.仕事内容をチェックする

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仕事を見つける方法を決めたら、気になる案件を探してみましょう。ただし、内容はしっかり確認してから応募しましょう。

単価と記事のジャンル

最初にみておきたいのが単価と記事のジャンル。特に記事のジャンルは自身で書ける(書けそうな)もののみ選びましょう。

未知のジャンルだった場合、下調べと記事作成に予想外の時間が掛かります。時給換算で数十円、なんてことになりますので、選ぶ際は慎重に。

単価の妥当性も判断しましょう。似たような案件を見比べるのが一番手軽です。経験上、1文字あたりの単価は…

  • オールジャンル(何でもあり)…0.3~0.5円
  • 美容や健康…0.5~0.7円
  • 投資・保険…0.8~2円
  • 格安SIMや光関連…0.5~1円
  • コラム…1~1.5円
  • ニュース記事…0.5~1.5円
  • 翻訳関連…2~3円

これ位が目安でしょうか。色んなジャンルを扱うクライアントは単価が安い傾向にあります。

納期

次に確認したいのが納期。無理な納期設定の案件は安易に請けないようにしましょう。納期に間に合わなければ意味がありません。

1日どれ位仕事に充てられるか考え、時間内でどの程度こなせるかによりますが、仕事してみないとこなせる記事数は分かりませんよね。なので最初は納期が長いものか、記事数が少ない案件から請け負うのが良いと思います。

連絡手段

3つ目が連絡手段。クラウドソーシングの場合はメッセージ機能がありますが、マッチング系(直接契約)の場合はメールかスカイプ、チャットワークあたりの連絡手段が主流です。

クラウドソーシングでチャットワークを使うこともあります。いずれにせよ連絡手段・方法は確認を。

発注者の信頼性

フリーランスにありがちな報酬の未払い。運が悪いと制作物を持ち逃げされて終わりです。クラウドソーシングなら仮払いがありますが、直接契約の場合はクライアントの信頼性を第一に考えないといけません。

ただ、仕事内容をチェックした段階では確認しづらいのがネック。最低でも個人・法人の確認くらいはしておきたいところです。

住所がわかれば住所の実在確認もしておきましょう。バーチャルオフィスに要注意。

4.仕事に応募する

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内容のチェックができたら、応募するかどうか判断しましょう。もし気になる点があればクライアントに直接聞いてみてから決めるのも手です。

この仕事を請けたいを思ったら、いざ応募。初めての方は何を書けばいいか迷いがちですが、最低でも以下の点は書いておきましょう。

  1. 氏名
  2. 年齢(20代とか大雑把に)
  3. 住所(香川県など大まかでOK)
  4. 連絡先(メールアドレス)※クラウドソーシングなら不要
  5. 在宅ライター経験の有無(あり・なし)
  6. 書けるジャンル・得意ジャンル
  7. 実績(あれば)
  8. 自己アピール(これなら得意、リサーチに自身あり、○○経験ありなど)

応募の際気を付けたいのは、個人情報を極力盛り込まないこと。特に個人情報収集を目的に応募をかけている可能性も無いとは言えませんから、念には念を入れておきたいですね。

自己アピールも難しいですが、案件にどういう点に興味を持って、どんな記事がかけるか簡単に書けば大丈夫だと思います。

実績はありませんが、在宅ライターとしての経験を積みたいと思い応募しました。

案件によってはこんな感じでOK。

5.連絡を待つ

さて、応募が完了したらクライアントからの連絡を待ちましょう。法人なら1日か2日、個人の場合でも3~4日くらいで連絡が来ると思います。ただし土日祝・大型連休はクライアントも業務を休んでるので少し時間がかかります。

もし1週間位経っても連絡が来なかったら?諦めるのも手です。恐らくクライアントが求める条件に適していなかったと考え、別の仕事を探しましょう。

たまに10日後とかに連絡きますが、一つの仕事にこだわらず、見切ることも大切。連絡を待っている間に別の仕事を探せるし、契約までこぎつけます。時間は有限ですから、大事に使いましょう。

6.契約・テストライティング

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クライアントから連絡があった場合、仕事の詳細を教えてくれると思います。内容をしっかりと確認し、単価や契約条件などに納得できたら仕事を請ける旨を伝えましょう。

正式契約へ至る前にテストライティングを実施するクライアントもあります。テストライティングは報酬が出る場合とそうでない場合があるので気を付けましょう。

テストを実施後、合格すれば正式契約です。郵送やWord、オンライン上で契約書を交わし、クライアントが確認後に仕事の発注が開始されます。

もし契約書を交わさない場合はメールや契約条項・やり取りを保管・プリントアウトしておきましょう。万が一の際に役立ちます。

7.記事を仕上げる

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さて、クライアントから仕事を正式に請け負った後は、在宅ライターとしての実力が試されます。文字数・記事数、表現方法、その他細かな禁止事項などクライアントから指示がありますので、必ず指示通りに記事を作成しましょう。マニュアルを渡される場合もあります。

おまかせと言われる場合もありますが、

  • 基本はですます調
  • 顔文字・絵文字・機種依存文字は使わない
  • 英数字は半角

この3つを守っておけば大抵は大丈夫。

在宅ライターの執筆速度を上げる文章構成の考え方
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8.納品と修正、報酬受取

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クライアントが指定した納期までに指定の記事数を制作したら、指定の方法で納品しましょう。納品方法は決まったフォーマットが無いため、クライアントによって変わります

。指定がない時は事前に相談しておいたほうがいいかも。大半は1記事ごとにテキストかワードで作成し、フォルダをZIPかLZHで圧縮して納品します。

納品後はクライアントが記事の検収を行います。もし修正箇所があれば連絡が入りますので、指示に従って修正しましょう。特に理不尽な指示でも無ければ、修正は応じることが大切です。修正が終わらないと報酬を貰えませんので…。

修正が終わり、クライアントがOKを出したらお仕事完了。お疲れ様でした。契約時に決めた方法で報酬が支払われます。

クラウドソーシングなら仮払いから本払いステータスが変化しに、直接契約なら指定日締め指定日払いか、納品完了後一定日数以内に支払われます。

9.仕事探しに戻る

1件仕事をこなしたら、大まかな流れは掴めると思います。そのクライアントから継続的に仕事を発注してもらえる場合は次の仕事を貰いましょう。単発の案件でも次の仕事を依頼される場合があります。

どんどん仕事をこなしたい方は、次の仕事を見つけましょう。流れはほぼ同じです。

最初は迷うと思う

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少しボリュームが多くなりましたが、在宅ライターの仕事の流れは簡単です。仕事をできる環境を整えたら

  1. 仕事を探す
  2. 応募する
  3. 連絡を待つ
  4. 契約する
  5. 記事を仕上げる
  6. 修正したり納品したり
  7. 報酬を受け取る

この流れの繰り返しです。継続して仕事を貰える場合は5~7を繰り返すと思います。

最初は迷っちゃいますよね。でも大丈夫。流れさえつかめば後は意外となんとかなります。

始めたての頃は単価の安い仕事ばかりですが、慣れてきたら徐々に単価の高い仕事にも応募してみましょう。収入をアップさせるなら、いつかは誰もが通る道です。

単価が上がれば収入も増えます。ただし、仕事の選別も必要になってくると思います。時間は限られますから、単価の低い仕事は極力請けないなど、少しずつ変化させていきましょう。

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