他人事ではない、フリーランスの個人事業税のお話

確定申告・税金
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フリーランスの人も在宅で仕事してる人も、普段納めている税金の種類を把握してますか?
たいていの場合は所得税と住民税を支払っていると思います。

また、開業届を出して事業所得にしている場合、青色申告なら65万円の控除も受けられます。
フリーランスで開業届を出してる人も少なくありません。

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だが、まだ支払うべき税金の種類がある

フリーランスといっても職種は様々あります。
ライターにデータ入力、アプリ開発にウェブデザイン等々、挙げるとキリが無いですね。

フリーランスの仕事が軌道に乗ると年収も増えるし、何だかんだで支払う税金の額も増加します。
普通なら確定申告して所得税と住民税を払ってハイおしまい!となるんですが…。

一部の職種に関しては「個人事業税」の課税対象になる可能性があります。

税金全般については以下で解説しています。

フリーランスに関係する税金と保険・年金の種類まとめ
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個人事業税とは

個人事業税は、”届けに関わらず、一定の所得がある場合”に課税対象となる税金になります。
国税ではなく地方税扱いのため、住民税と似たような取り扱いと思えば大丈夫です。

しかし、個人事業税は課税対象となる職種と、そうでない職種があります。
該当する職業はおよそ70ほどで、ほとんどの事業が対象…と、東京都の主税局ページには書いてあります。

税率は5%程度

気になる税率は5%ほどですが、職種に関わらず一律290万円が控除されます。
青色申告の特別控除もありませんが、290万円を超えた部分が課税対象です。
例えば年収が400万、経費が10万だった場合、所得は390万(年収-経費)になりますよね。

390-290=100

100万に対して課税され、そのうち5%の5万円が個人事業税の税額です。
計算は特に難しくありません。

ただし、個人事業税は申告がいらない反面、いきなり通知がきたり問い合わせがきます。
そこだけ注意しましょう。

所得が290万円以下なら課税対象外です。

フリーランスは課税対象・非対象が分かれる

フリーランスの場合はどんな仕事をしているかによって課税対象が分かれます。
まずは下記のページで法定業種と税率を確認してみましょう。

東京都主税局<税目別メニュー><個人事業税>

色々あるんですが、一般的なフリーランスの仕事で言うと、第3種事業にある「デザイン業」と「コンサルタント業」、そして「製造業」が該当すると思われます。

簡単に分けると、ウェブデザイナーやイラストレーターは課税対象になってしまいます。
ただ、ライターは対象外だったりと、色々ややこしいので要注意…なんです。

ライターは対象外

上記にはないライターは個人事業税の課税対象外です。
コピーライティングなんかは広告業に当たるんじゃないか、と考えられますが、広告の一部にしか関わらない関係上、課税対象にはならないと考えてOK。

なんかズルい感じもしますが、このように個人事業税の対象は歯抜け状態になっています。

該当職種は案外多い

ウェブデザイナーやイラストレーターも通常は課税対象となります。
非対象になるケースはあまり考えられないため、これらの仕事をしている人は課税されると思っておきましょう。

もしくは県税事務所に聞いてみるのが一番かと思われます。
逆に問い合わせがくる場合もあるのでご注意。

エンジニアは「製造業」に当たる場合も

ソフトウェア製作を手がけるエンジニアは製造業に当たる場合もあります。
何ともややこしいところですが、ソフトやアプリを”製造”していると見なされるからです。

エンジニア系は、案件一つあたりの単価も高くなりがち。
なので個人事業税は課税されると考えておいたほうがいいでしょう。
あとで通知が来てビックリ、何てことにならないようにご注意を…。

仕事の”実態”が重要

個人事業税は290万控除しかないので、節税が意外と難しい税金です。
先に挙げたように、ライターなどのいわゆる文筆業は課税されません。
ならライター業として開業届け出したら課税されないんじゃ?と考えちゃいますよね。

しかし、そうは税務署員が卸さない。
もしばれちゃったとき、どう言い訳するか難しいところです。
意外と嗅ぎ付けてくるものですよ…。

バレたら終了です

例えばライター業で届け、実際はデザインの仕事をしてたものなら、払え!と納税通知書が届くでしょう。
ただ、ライターとデザインの仕事を両方受けている場合は話が別です。
こういう場合は課税される…?税務署に聞いてみるのが一番かと。

課税を避けるためにライターや文筆業で届けを出しときゃ大丈夫、なんて考えがどこかでまかり通っている部分もあります。
そんな風に書いてるブログとか極まれに見かけますが、あれ大丈夫なんでしょうか?いいや大丈夫じゃないよな、あれ。

一番重要なのは”仕事の実態”です。
上記のライターで届けてデザインの仕事ばっかするようなものですね。

ライター以外のフリーランスは基本的に課税されると考えておきましょう。
「しがない在宅ライターです!」と言いながらITコンサルやったりしないように…。

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