2~3年ほど前から、にわかに注目を集めているのがクラウド会計ソフトです。
中でもここ1年ほどで一気にシェアを伸ばしてきたのがfreeeではないでしょうか。
評判も中々のようで、導入企業もちらほら見かけます。
ネットがあればOKのクラウド会計ソフト
freeeは銀行口座やクレジットカードを登録するだけで使える便利なクラウド会計ソフトです。
聞くからに便利そうですし、気になっている方も多いのでは?
私も前々から気になっていて、少し前からお試しで使ってみました。
freeeの詳しい内容やアクセスは下記から。
freeeのプランは3つ
freeはプランが3つ用意されています。
無料プランと個人事業主向け、そして法人向けの3つです。
一応無料プランを使うことは可能ですが、機能は本当に必要最低限になっています。
フリーランスなら個人事業主プランは契約しておいたほうが良いでしょう。
個人事業主向けプランは980円/月(2015年05月現在)でした。
また、無料プランは帳簿の保存期間が1ヶ月、他は無制限です。
なので帳簿代わりに使うならこまめなデータバックアップと他ソフト併用か、有料プランを使う必要あり。
最初はお試しで無料プランを選び、使い勝手を確認してみるのがおすすめです。
無料プランも登録後すぐ使えるのがメリット。
freee (フリー) の料金プラン | 全自動のクラウド型会計ソフト「 freee (フリー)」
freeeの特徴や利点と欠点のピックアップ
私はfreeeの無料プランを試してみましたが、いくつか気になった点をピックアップしてみました。
- ネットがあればどこでも使える
- スマホ向けの専用アプリあり
- レポートが便利
- 白色申告に対応
- 3ユーザまで共有可(全プラン)
- 使いやすいが操作方法は独特
- 他ソフトからのデータインポート可能
- 多少帳簿の知識がある人向き
- サポートがイマイチ
このような感じです。
まだ試して日も浅いですが、どこでも使えるのは便利ですね。
ネットとスマホでどこでも帳簿付け可能
クラウド会計ソフト最大の魅力がこれでしょう。
freeeもブラウザから直接アクセスすれば利用できます。
スマホでもタブレットでも当然ながらOK。
Androidは専用のアプリもありました。
出先から使うなら便利ですね。
レポートは意外と便利
freeeはカードや口座を登録しておけば勝手に帳簿が作られていきます。
売上があった際に自動でグラフ化してくれるので、ひと目で分かるのは好感が持てました。
フリーランスでも毎月の売上管理が面倒な方はぴったりかもしれません。
ただ事業専用の口座などを登録する必要があります。
個人用と同じ口座を使っている方には不向きです…リストがえらいことになります。
白色申告対応
白色申告にも対応しているようで、収支内訳書を一発で出力できます。
帳簿さえ間違ってなければこちらで手を加える必要もありません。
確定申告も慣れれば難しくありませんが、面倒な方、初めての方に便利な機能ですね。
インポートに対応、しかし使い勝手はイマイチ
freeeはCSV形式でのデータインポートに対応しています。
ただし少々やり方が面倒で、会計ソフトによっては内訳がずれることもあります。
今まで別の会計ソフトを使っていた方は残高のみ引き継いで新年度から対応するか、そもそも乗り換え自体止めたほうが良いでしょう。
科目の紐付けもしなければいけないため、データ量によっては相当労力を割く必要が出てきます。
サポートはメールかチャットのみ
これがfreeeで一番痛いところかもしれません。
無料プランはメールのみ、ほかの有料プランもサポートはメールかチャットのみ対応しています。
「内訳とか使い方が分からないから電話で…」という風にはいかないのがネックです。
チャットの対応速度は分かりませんが、メールは少々時間がかかります。
機能がシンプルで使いやすい分、サポートも必要最低限です。
すぐに対応して欲しい方、手厚いサポートが欲しい方は他のサービスのほうが向いていると思います。
フリーランス向きではある、けど…
freee月額980円と格安料金で使えるのが魅力です。
スマホでも外出先でも利用できる点は便利だと個人的に感じています。
なのでフリーランスの方ならワークスタイルに応じて検討すべきでしょう。
普段仕事は自宅のパソコンのみ、かつ帳簿は毎月数行だけ、といった場合はあまり向いていないもしれません。
別途エクセルで帳簿を付け、Dropboxなどにデータを保存しておくだけでも白色申告なら問題なし。
freeeは簿記の知識が特にいらないため、これから新しく帳簿を付ける方、クラウドで帳簿管理したい方にはピッタリでしょうか。
無料プランでお試しが出来るので、一度使い勝手を判断してみるのがいいかも。
ただ、freeeに関してはフリーランスも検討の余地はあります。
細かい帳簿をエクセルで付けるのが面倒な場合はおすすめ。
月千円でもお釣りは来るかなと思います。
コメント