売上が発生したら帳簿を付け、月末には請求書を発行。
契約前には見積書を発行することもあります。
よくあるフリーランスの業務ですよね。
今はパソコンがあるので記帳も請求書も見積書もサクサク作れます。
帳簿や見積・請求書もクラウドを活用
しかし、裏を返せば「パソコンがないと作れない・記帳できない」ことになります。
ノートPCを持ち歩くか、スマホ・タブレットで作業するならPCをリモート操作なり、オンラインストレージを介さないといけません。なんとも面倒…。
こういった面倒から開放されたい時はクラウドサービスを使っちゃいましょう。
基本的にネットさえ使えるならスマホ・タブレットでもOK、カフェでも電車内でも、布団の中でも作業できます。
クラウドサービスそのものは多いです。
ただ大抵は法人向けだったので、個人・個人事業主で利用できるもののみピックアップしています。
利用料金が極端に高いもの(1万/月とか)も省いています。
また、帳簿関連と見積・請求書関連のクラウドサービス別に分けてみました。
登録や利用方法に関しては各サービスに問い合わせて下さいね。
※2015/7/3追記
2つ追加して20サービスになりました。
帳簿が付けられるクラウド会計サービス
Freee
結構有名どころです。
無料プランは機能制限がやや厳しいものの、まず試すには十分。
個人事業主プランはデータ保存期間・領収書無制限で青色申告対応です。
月額料金は980円(個人事業主プラン)ほど。
会計ソフト「freee(フリー)」: http://www.freee.co.jp/
やよいの白色申告オンライン
有名な確定申告ソフト「やよいの青色申告」のクラウド版。
こちらは白色申告用でプランは2つ(セルフとベーシック)あります。
2ヶ月使える無料体験版もあり。
プランによって機能とサポート体制が違い、セルフプランは年4860円、ベーシックは8640円。
バージョンアップ不要で自動バックアップあり。
やよいの青色申告オンライン
こちらは上記の青色申告バージョンです。
セルフプランは全部使えて1年無料とのこと。
料金はセルフプランが年8640円、ベーシックが12960円。
レポート集計、自動仕訳、確定申告書類の作成などの機能が付いています。
cal簿
無料のシンプルプランで得意先10件、仕訳は500件/年まで登録可能。
スタンダードプランは年間6480円、1ヶ月あたり540円なので結構お得ですね。
スタンダードの場合、得意先は100件、仕訳は3000件/年まで可能。
仕訳が月40件程度なら無料でも十分使えます。
cal簿: http://www.cal-vo.com/
MFクラウド会計
初期費用は無料で月額料金は1800円/月と、19800円/年の2つプラン用意されています。
使うなら当然年額プランのほうがお得。
料金は他よりちょっと高いですが、取引明細の自動入力、領収書読込みアプリ対応、クラウドワークスやランサーズと連携可能など、機能は中々優れています。
会計ソフト「MFクラウド会計」: https://biz.moneyforward.com/
ネットde青色申告
青色申告ソフトをそのままクラウド化したような、シンプルで使いやすそうなサービス。
業種別テンプレートというのがちょっと気になりますが、基本料金は0円です。
入力機能・帳簿種別・設定項目などなど、無料で利用できる範囲は広くなっています。
注意点としては、決算書を作成するときのみ3000円が必要とのこと。
またサポートも一部有料です。
ただコスパは間違いなく一番なので、お試しで利用してみると良いかも。
ネットde青色申告: https://www.netdeaoiro.jp/
Crew会計
フリーランス向きのビジネスプランは月500円、1年で6000円ほどです。
こちらもコスパは抜群で、サポートは無料、機能制限はなし。
またトライアルできるので最初は無料で試してみるといいかもです。
ハイブリッド会計Crew(クルー):http://crew-hybrid.com/
見積書・請求書用クラウドサービス
見積Rich(ミツモリッチ)
フリーランス向きの1ユーザープランが無料で利用できます。
見積書は月50件、取引先は1000件までOK。
お試し期間は「複数ユーザープランにアップグレードするまで」だそうです。
見積Rich: http://mitsumo-rich.jp/
misoca(みそか)
請求書や見積書の作成と発行が利用できるサービスです。
月額費用は無料、取引先の登録件数も無制限。
今回紹介している中で、基本料金無料かつ機能無制限はmisocaだけですね。
そういう意味では一番フリーランス向きかもしれない。
請求書などを郵送する場合のみ180円/1通かかります。
その他売上レポートやCSVインポート機能付きです。
misoca(みそか): http://www.misoca.jp/
Make Leaps
こちらも見積書や請求書発行が可能なクラウドサービス。
フリーランス向きの料金プランはスクータープランです。
料金は1780円/月(スクーター)で、無料トライアルあり。
このプランならテンプレート選択やPDFダウンロードが可能。
機能制限が若干付くものの、無料の自転車プランもあり。
とは言え、無料でもクライアント数社と請求書・見積書に対応。
最初は自転車プランを使って、良ければアップグレードする方法もあります。
MakeLeaps: https://www.makeleaps.jp/
みつもらー
フリープランでも見積書が10件まで登録可、請求書印刷も対応しています。
スタンダードプランは年5000円でメール送信や印鑑画像の登録に対応。
スタンダードでもかなりお安くなってますね。
みつもらー: https://mitumora.com/
ZOHOインボイス
見積書と請求書の発行・管理が可能。
無料プランでは取引先登録数が5件までですが、基本機能は有料プランと全く同じです。
有料プランは1万8000円/年(月1500円)で取引先登録数無制限。
他は無料と変わらないので、クライアントの数に応じて使い分けましょう。
Zoho インボイス: http://www.zoho.jp/invoice/
MFクラウド請求書
MFクラウド会計の請求書バージョンです。
無料プランもありますが、フリーランス向きはStarterプランかも。
月500円で3通まで請求書の郵送が無料になります。
Starterで15件まで取引先登録数できるので、料金と機能バランスは良いですね。
MFクラウド請求書: https://invoice.moneyforward.com/
RaQool(ラクール)
フリープランは取引先が5件まで、スタンダードで5千件と太っ腹。
それ以外の違いはなく、郵送は210円/1通です。
フリープランは無料で、スタンダードプランは月額980円。
RaQool(ラクール): http://raqool.com/
CLOUD PAPER
無料・有料プラン共に請求書・見積書の発行枚数は無制限。
プランにより郵送費用が異なるものの、料金体系はものすごく分かりやすいです。
無料のフリープランは月額無料で取引先は5件まで、郵送は190円/1通。
ライトプランは月1000円で取引先30件、郵送費用は180円/1通になってます。
CLOUD PAPER: https://cloudpaper.net/
Crew請求書・見積書
Crew会計の見積もり・請求書版サービス。
こちらもフリーランスに向いたビジネスプランは月500円(年6000円)です。
会計と請求書サービス合わせて月千円なので、両方登録しちゃうという手もありますね。
Crew(見積書・請求書): http://crew-hybrid.com/bill/
board
全プラン無料お試しありです。
フリーランス向きのプランはパーソナルとベーシック。
パーソナルは月980円ですが、若干機能制限があります。
とはいえ、複数ユーザー間でのやりとりに必要な機能のみ(らしい)ので、あまり気にする必要ないかも
機能制限なしのベーシックは月額1980円です。
サポートは全プランメールのみとなってます。
board: https://the-board.jp/
請求の助
請求書の作成と発行専用のクラウドサービス。
郵送費用は165円/1通と、ほぼ最安値だと思います。
月額費用は月1000円で入会3ヶ月目より発生、初期費用は無料です。
1000円で郵送3件・FAX3件無料なので、利用料は実質月500円くらいでしょうか。
請求書の郵送が多いなら一番良いかも。
請求書発行代行クラウドサービス「請求の助」: http://seikyunosuke.jp/
見積オンライン
無料プランは6ヶ月間お試しできます。
請求書などを月8枚まで発行可能。
フリーランス向けの有料プランは月500円または1年で5000円。
見積書と請求書の作成・管理が可能です。
見積オンライン: http://www.mitsumol.jp/
Cloud Invoice
プランはフリーとスタンダードがフリーランス向きです。
フリーは月額無料で請求書の郵送が180円/1通、スタンダードは月1000円で郵送は160円/1通。
データ保存期間はフリーのみ3ヶ月という制約があります。
プラン関係なく請求書の作成枚数と取引先登録数は無制限という魅力あり。
ただし、どちらのプランも専用フォーマットは利用できません。
Cloud Invoice「クラウドインボイス」: https://www.cloudinvoice.co.jp/
意外と多かった
請求書・見積書のクラウドサービスは数え切れないほどあります。
会計サービスはそれなりでしょうか。
月額1万で郵送費用無料や、税理士と連携するクラウドサービスなんかもあります。
とりあえず個人のフリーランスであれば、月数百円~数千円が限度でしょう(収入にもよりますが)。
PC壊れた時のことも考えたら、クラウドサービスは利用価値大です。
自分に合ったものを選んでみてくださいね。
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