フリーランスのトラブルとは
フリーランスの仕事を何年もこなしていると、ごくまれにトラブルに巻き込まれることがあります。リスクこそ低いもののいつ自分の身に起こるかわかりません。その一例をご紹介しましょう。
報酬の未払い
納品したのに報酬を支払ってもらえない、振り込み日に入金がないといったトラブルは一番多く発生します。クライアント側で何かトラブルが発生したり、単に忘れているだけなら問題ありませんが、連絡が取れずドロンといったケースも中にはあります。
尋常じゃない回数の修正指示
2回や3回の修正指示ならごく当たり前なのがフリーランスです。しかしそれを上回る7回や8回、最終的に納品時とまるっきり違ったものになるケースもあります。要求が細かいのは仕方ありませんが、ここまで来ると「やり過ぎ」と言えます。結局納品物を受け取ってくれないケースもあります。
契約内容と違う
契約書を交わした後、契約内容と違った要求をされるケースもあります。事前に伝えてもらえれば良いものの、急にジャンルの違う仕事を(当たり前のように)依頼されたり、報酬の振り込み予定日が違うといったことが考えられます。契約書を交わすときは隅から隅まで確認しましょう。
連絡が取れなくなる
悪徳業者に多いトラブルです。納品した瞬間連絡がこなくなり、メールも送れず電話もつながらないといったケースがこれに当たります。前もってクライアントの電話番号や連絡先をメモしておき、必要であれば調べておくことも大切です。法人の場合、クライアントのホームページに電話番号などの連絡先や、代表者名の記載がなければ要注意でしょう。泣きを見ないためにも絶対契約してはいけません。
高額な違約金を請求される
場合によってはクライアントとの契約を打ちきりにしたいこともあるでしょう。そういったときに契約解除料と称して高額な違約金を請求されるケースもあります。大抵違約金というのは納期が遅れたり、納品物が著作権的に問題のある(コピーなど)際に請求されます。しかし、それとは関係なしに請求される事例もたまにあるようです。
契約書を交わしているなら目を通し、記載があるかどうか確認します。「契約内容が変わった」と言われたら再度契約書を交わしたり、こちらがそれに同意しなくてはいけません。この場合契約自体が無効になりますので、弁護士や警察に相談し対処方法を聞きましょう。