文章の基本「ですます調」は簡単なようで難しい

コラムと雑記
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作成の依頼で度々指示される「ですます調」。
文末表現の一種で、「~は~です。~が~します。」のように書く言葉をですます調と呼びます。

いつからそんな呼び方になったのか云々はさておき、文章を書くとき当たり前のように使っていますよね。
在宅でライターの仕事をしている方も、特に気にせず使っていると思います。

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敬体と常体

アフィリエイト用、ブログ、コラムなど問わず、基本的にですます調が使われますが、俗に敬体と呼ばれます。
それと反対に文末で「~だ、~である」を使用した文章が常体です。
どちらも口語に分類されるため、文語・口語は意識しなくて構いません。

  • 我が輩は猫である。名前はまだ無い→常体
  • 私は猫です。名前はまだありません。→敬体

極端ですがこうなります。
基本的は説明口調に使われる表現ですが、ちょっと柔らかいイメージになりますね。

書きやすいというメリット

ですます調は、普段文字に触れていなくても、文章をほとんど書いた経験が無くてもすぐ身につけられます。
このためライター駆け出しでも簡単に文章を組み上げられるんですね。

これがですます調の強みであり、逆に弱みでもあります。
何でか?詳細は続きで

すっごく淡泊な文章になる

もう見出しから答えが出ちゃってますが、非常に淡泊な文章になりがちです。
プレーンヨーグルトみたいな感じでしょうか。

最初は特に気にならないものの、何度も食べると味にバリエーションがほしくなりませんか。
飽きてきたら砂糖とか果物を追加したくなりますよね。
私個人としては、ハッサクとメイプルシロップ or バナナとイチゴジャムの組み合わせをおすすめします。

ですます調も特定テーマの解説・説明文なら良いですが、ブログやコラムだとちょっと問題になることも。
例えば、記事を読むのが途中で面倒くさくなったことはありませんか?
当然このブログもそうですが、読んでる途中で眠くなる、飽きる、といったことが起きます。

ですます調だけで文章を書いた場合、読者が飽きちゃってサイトから逃げる場合も珍しくありません。
当然クライアントが求めているなら仕方ありませんが、コラムやネタ記事を書くときはご注意。

文章のリズムが無くなる

ですます調で記事を仕上げると淡泊に仕上がる結果、文章に”リズム”が無くなります。
起承転結が表現しにくいほか、落としどころに困ってしまう場合も。
「書き始めたは良いけどまとめはどうしようか」、となってダラダラした文章が完成することもあります。

「ならどうするの?」「はい、慣れるしかありません」。
最初に記事の枠組み(段落構成・見出し・大まかな内容)を作ってから書き始めると起承転結スッキリまとまります。
普通はそうするんですが…時間が無いときや面倒なときはつい忘れがちです。

ただ、構成を考えず急いで書くと、味気ない記事が出来上がることもしばしばあります。

体言止めもそこそこ使う

コラム・ブログ、何でも構いません。
可能であれば体言止めを適宜盛り込みましょう。

  • ロボットを制作して、コンテストに出場します。→ですます調
  • ロボットを制作、コンテストに出場します。→体言止め

これまた極端ですが、文章にメリハリを付けることができます。
ただし、使いすぎるとチープな文章になることも。

ですます調と体言止めの違い

以下簡単なサンプルを書いてみます。

ですます調のみ

カルビーから販売されている激辛ポテチがカラビーです。
かの有名なカラムーチョと双璧を成す商品と言えます。

販売価格はだいたい100円くらいです。
スーパーによっては86円で買えることもあると思います。
安いうちに買いだめしておくことをおすすめします。

体言止めあり

カルビーから販売されている激辛ポテチのカラビー。
かの有名なカラムーチョと双璧を成す商品と言えます。

販売価格はだいたい100円くらいです。
スーパーによっては86円で買えることも。
安いうちに買いだめしておくことをおすすめします。

だ・である調

カルビーから販売されている激辛ポテチがカラビーだ。
かの有名なカラムーチョと双璧を成す商品である。

カラビーの販売価格はだいたい100円くらいだ。
スーパーによっては86円で買えることもあるだろう。
安いうちに買いだめしておくことをおすすめする。

ですます調で文章表現は難しい

読者からすれば読みやすく、ライター側からすれば書きやすいメリットがあるですます調。
その代わり淡泊で飽きやすい文章になってしまうのは、デメリットであり永遠の課題です。
しかし、ですます調だけで様々な文章表現が可能になれば、それはもう言うこと無しでしょう。

特に意識せず使うことの多い敬体ですが、逆に意識してみてはどうでしょう。
あと、ですます調も同じ文末表現が続くとチープになります。
例えばこんな風になります。

ブログの記事書く場合もそうですが本当に難しい。
「これ違わね?」とか「なんか淡泊」なんて思うことも多々あります。

ですます調はシンプルだけど奥が深い、まるで和食のようなものです。

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