フリーランスになれ。やめておけ。相反する2つの現実

コラムと雑記
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独立するもしないも自由だ

まとめです。

結局フリーランスとして独立すべきか、会社員としてやっていくべきか、と言う問題ですが、私個人としては、フリーランスとして”安易に”独立するな、と言いたいです。

極端に述べると、収入の保証はない、福利厚生ない、社会保険ない(国民年金と健康保険)など、ナイナイ尽くしで良いことはほとんどありません。
むしろ独立するリスクは非常に高いのですよ。

現在独立志望、あるいは会社が嫌だからフリーランスでやっていきたい、人間関係で悩みたくないから自由になりたい!と思っている方は、一回考え直したほうがいいと思います。

だって収入の保証ありませんよ?国民健康保険(任意継続含む)だって、一回払い忘れたら即失効、病院窓口で10割負担、とかザラにありますよ?
生活に対する手厚い保証は全て切り捨てられ、下手すりゃ貯金も資産運用もできない、将来の保証も無い…でも独立したい!と、それ位強い意志がなければ失敗します。

フリーランスの世界は弱肉強食です。
ぶっちゃけ代わりなんていくらでもいますから、仮に私が仕事を請けなくたって他のライターさんがいるわけですね。
そんな世界で生き延びるには様々なことを切り捨て、貪欲なまでに自分を追い求める位の覚悟が必要になります。

また、人間関係が辛いという理由でフリーランスに転向するのは甘いと私は考えます。
ビジネススキルだけではなく、むしろ会社員時代よりもコミュニケーション能力が問われ、発言一つで信頼関係が一気に瓦解し、かつ仕事が無くなる事態にも発展するわけです。

私の経験談で申し訳ないですが、販売員(アパレル業)時代の経験が活きるなぁ…と思うことも多々あります。
休み無しのおばちゃんのマシンガントーク4時間に耐えられますか。
トイレ無し休憩無し待った無しで立ったまま4時間ですから、普通に考えたら疲れます。

でも疲れたことってないんです。喋るのが好きですからね。
旦那のグチとかも聞きますけど、中々面白い話も聞けるわけです。

フリーランスとして独立すると、事務的なやりとりだけすることが多々あります。
しかし、それだけでクライアントと信頼関係は築けません。

時には体を気遣い、たまには仕事と関係のない話題を持ちかけたり、そこから新しいネタの提案・改善案をしたりと、仕事に結びつくことは案外多いです。

良く仕事以外のネタで盛り上がるクライアントがあるんですが、そのクライアントだけ3回ほど単価上げてもらいました。
最終的に問われるのは自分自身のコミュ力だな、と最近は思ってます。

だって考えてみましょう。
画面の向こうの仕事を依頼してくれるクライアント、人間ですよ。
たかが人間されど人間です。
結局は人間同士のやり取りになるわけですから、ギクシャクしたまま仕事を請け負ったって、”その場限り”で終わる可能性があります。

逆に考えると、経験が無くてもコミュ力が高けりゃ仕事を勝ち取れると考えています。
自分をアピールする能力、自信を表に出す力…結局コミュニケーション能力なんですよね。

多少自意識過剰のほうが案件の契約率は高めじゃないでしょうか。
だって自信なさ気にアピールしたって、クライアントには相手にされませんし、”その他大勢”に埋もれて終わりです。

フリーランスは止めるべきか

ならば、ナイナイ尽くしのフリーランスは止めておくべきでしょうか?
私はその答えに対して「ノー」、と言います。

さっき安易に独立云々言ったじゃんか!、と文句が付くことは承知ですが、私にとって、やっぱりフリーランスって楽しいからなんです。
私の場合は収入やリスクを差し引いても、会社員では味わえない、一種の楽しさがあるのでライターを続けています。

例えば、会社員にとっての「ありがとう」と、フリーランスにとっての「ありがとう」は別物と考えています。
会社員時代なら「まぁ仕事の範囲内だし」、と割り切ることも良くありますよね。
でもフリーランスにとってクライアントからもらえるありがとうの言葉は、少し重みが違うんじゃないかな、と思っています。

だって契約から納品、報酬受け取りまで自己責任なので、仕事に対する重みは全く別物の訳です。
叱られるあっても、結局自分が起こした結果ですから、そこから今後の改善点を見つけることもできます。

他にもフリーランスは楽しい理由は色々ありますが、やはり自由度の高さにありますね。
自由を得るには対価が必要で、時には取捨選択が迫られ、切り捨てなければいけないことも少なくはありません。
フリーランスで挫折する方の多くは、この取捨選択で迷ってしまうからではないかと思っています。

逆に対価を覚悟し、取捨選択を行えば、フリーランスとしての生活も安定するでしょう。
何を切り捨てるかは人それぞれですが、難しい選択であれば、最初から切り捨ててしまう程度の覚悟は必要です。
そうでなければ”その他大勢”に埋もれてしまうリスクすらあるのがフリーランスという職業だからですね。

一方で正社員に戻りたいと思ってるのも事実です。
今から再就職するならアパレル…年齢的に雇ってくれるとこあるんでしょうかね。

リスクとリターン

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フリーランスの魅力って何でしょうか?
簡単に言えば、

  • リスクは高いが当たれば大きい
  • 必要な物も切り捨てた先に待っている自由

この2つがフリーランスの魅力じゃないでしょうか。

今思えば、flappeで書いてる記事の多くがフリーランス推し、な記事になっていますね。
本当にごめんなさい。フリーランスは簡単じゃないし、壁にぶち当たることもザラです。

現在独立するか迷っている方も、まずはリスクの大きさを理解し、失敗する危険も覚悟の上で退職届を出して下さい。
生活費は数ヶ月~1年分を確保した後、定期預金や株・投資信託などの売却で生活費を確保することも視野に。

フリーランスの独立はFX以上にリスクの高い”ギャンブル”です。
1年後・3年後の姿を思い描けますか?本当にその通りになると思いますか?

本当にその通りになる場合も考えられますが、1割の成功の裏に9割の失敗があります。全て承知の上なら独立してみても良いと思います。
少しでも戸惑いがあるなら、絶対にフリーランスへ転向すべきではありません。

良くクラウ○○ークスやラ○○ーズ、その他メディアで「フリーランスは超おすすめ!旦那より稼いでる!ワタシは子育てと両立してますよ!独立しない奴は負け組!」、みたいに書いてますが、あれは幻想…というかごく一部の成功例です。

だって失敗談だってありますよ?むしろ失敗や後悔だってそれ相応に多いんじゃないですか?何故書かない!

仕事と両立させることは出来ますが、むしろ子育てしつつ高収入ってフリーランスの人、少ないんじゃないですかね。
周りにもライターさんの知り合い色々いますが、失敗談のほうが良く聞きます。
大体在宅のライターの単価はお察しです。私はまだ高いほうだし、1年契約して単価交渉諸々、逆流性食道炎で病院通った結果ですし。

会社員時代より数倍苦労してもいい、収入減ってもいい、その先の自由を勝ち取りたい!

その決断は本当ですか?後悔しませんか?後戻りしませんか?

全て「大丈夫だ、問題ない」、と言える方なら、フリーランスは向いているんじゃないかなと思います。
そこで「一番いいのを頼む」となったら、独立は一旦考えなおしましょう。

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